どうも、無線ルーターはデザインも重要だと思っている僕(@nantehida03)です。
今回はTP-LinkのDeco X20という無線ルーターをレビューしました。
WiFi6対応で、両バンド合計で1800Mbps(1201+574Mbps)の速度を提供可能な無線ルーターです。
Decoシリーズはデザインも良いので、自宅のインテリアなどにこだわりたい人にもおすすめな無線ルーターです。
シンプルなデザインで置く場所を選ばないDeco X20。ガッツリのゲームができるほど速度は出ないが、一般家庭で使うには十分な無線ルーター。
- WiFi6対応
- 両バンド合計で1800Mbps(1201+574Mbps)の速度
- 接続台数150台
- 全てのDecoと連携可能
- メッシュWiFiとWiFi 6との組み合わせで、広範囲でインターネット接続可能
- 超低遅延
- 複数のDecoユニットを使用しても表示されるSSIDは1つ
- 新しい暗号化規格のWPA3採用
- TP-Link HomeShieldが提供するアンチウイルス・QoS・保護者による制限機能で、よりセキュアに
- 専用アプリで簡単設定
- 2ユニットで2万円以下とコスパが良い
- ユニットの追加が簡単
- シンプルデザインで設置場所を選ばない
- 専用アプリでネットワーク設定も簡単
- 速度が欲しい場合は少し物足りない
正直、無線ルーターは種類がたくさんあるため、どれを選んで良いかが悩ましいと思います。
無線ルーターを20個以上レビューしてきた僕が、部屋のサイズ別のおすすめをまとめたので迷っている方はこちらも参考にしてください。
TP-Link Deco X20レビュー
それでは、今回のTP-Link Deco X20をレビューしていきます。
Decoシリーズは過去にもレビューしていますが、その中でもDeco X20はエントリークラスになるかと思います。
Deco X20以外にもDeco X50やDeco X60、Deco XE200などもありますが、その中でもDeco X20はコスパが良く比較的手が出しやすい無線ルーターです。
Deco X20を2ユニット設置することで、最大370㎡(約223畳)の広さのWi-Fiをカバーできる(目安)なので、1人暮らしや広めのお家でも十分かと思います。
ちなみに、Deco X50など数字が大きくなればなるほど上位スペックとなります。
こちらがDeco X50。
こちらがDeco X60。
こちらがDeco XE200。
Deco XE200クラスになると、最新のWi-Fi規格WiFi6Eに対応した無線ルーターなので、価格もぐーんと上がります。
TP-Link Deco X20のスペック
TP-Link Deco X20の特徴(スペック)はこちらです。
- WiFi6対応
- 両バンド合計で1800Mbps(1201+574Mbps)の速度
- 接続台数150台
- 全てのDecoと連携可能
- メッシュWiFiとWiFi 6との組み合わせで、広範囲でインターネット接続可能
- 超低遅延
- 複数のDecoユニットを使用しても表示されるSSIDは1つ
- 新しい暗号化規格のWPA3採用
- TP-Link HomeShieldが提供するアンチウイルス・QoS・保護者による制限機能で、よりセキュアに
- 専用アプリで簡単設定
Decoシリーズは僕も大好きですが、それなりのスペックなのにコスパが良いです。
これだけのスペックでAmazonで約2万円(2023年8月19日時点)。
Decoシリーズはユニットの追加が簡単なので、例えば Deco X20を1ユニット購入し、試した上で、Wi-Fiが届かないエリアがある場合は追加購入することも可能です。
別途、中継機などは不要なので、追加したユニットの簡単な設定をすれば、同一のSSIDを使い接続することが可能ですからね。このメリットは大きいです。
付属品、同梱物
TP-Link Deco X20の付属品はこちらです。
- Deco X20本体
- 電源ケーブル
- LANケーブル
- 取り扱い説明書
今回は2ユニットの商品なので本体や電源ケーブルもそれぞれ2個あります。
LANケーブルが1本付属しているので、商品が届いてそのまま使うことができます。
外観、サイズ、重さ
外観
「TP-Link Deco X20」の外観はこちらです。
全体的にシンプルなデザインで、背面にLANポートが2つと、電源ポートが1つあります。
ただ、Deco X20はLANポートが2つしかないので、もし有線で複数接続したい場合は別途ハブを購入しましょう。
サイズ感
サイズ感はこちらです。
500mlのペットボトルと比較してみました。
500mlのペットボトルの約半分くらいのサイズ感なので、部屋のどこに置いても可愛いインテリアと化します。
やはりDecoシリーズはこのデザイン性が良いんですよね。
コンパクトなサイズ感なので、観葉植物と並べてみたり、机の上に置いたり、ラックの中に置いたりと省スペースな場所に設置することが可能です。
TP-Link Deco X20の良かった点、いまいちだった点
TP-Link Deco X20の良かった点、いまいちだった点はこちらです。
よかった点 | いまいちだった点 |
---|---|
2ユニットで2万円以下とコスパが良い ユニットの追加が簡単 シンプルデザインで設置場所を選ばない 専用アプリでネットワーク設定も簡単 | 速度が欲しい場合は少し物足りない |
Decoシリーズは部屋のどこに置いてもスマートに設置できるのが本当に良いです。ただ、速度はそこまで出ないので、速度が欲しい場合は別の無線ルーターを選択しましょう。
良かった点の詳細
良かった点の詳細はこちらです。
2ユニットで2万円以下とコスパが良い
まずDeco X20はコスパが良いです。3階建の一軒家で2ユニット設置した場合にネットワーク速度がどういった結果になるかは後述しているのですが、なんせコスパが良い。
目安として2ユニットで最大370㎡(約223畳)の広さのWi-Fiをカバーできるということで、この広さであれば多くのご自宅で活躍できること間違い無いです。
ただ、後述しているネットワーク速度検証結果としては、3階建の場合は3ユニットあった方がいいという結果なので、2ユニットの場合は2階建の一軒家までの広さなら十分パフォーマンスを発揮できる無線ルーターだと思います。
Decoユニットの追加が簡単
Decoシリーズは、専用アプリ「Deco」があるのでユニットの追加が簡単です。
ちなみに、初期設定時にも2ユニットある場合は流れで追加可能です。
本当に簡単なので手順は割愛してますが、詳細の手順はこちらからご確認ください。
シンプルデザインで設置場所を選ばない
Deco X20はシンプルなデザインで設置場所を選びません。
本体のホワイトなデザインもちょっと高級感がある柔らかいホワイトなので、ウッド調のラックや棚に置いても相性が良いです。
無線ルーターのメカメカしいデザインではなく、ちょっとしたインテリアに見えるのもDecoシリーズの特徴です。
専用アプリでネットワーク設定も簡単
後述してますが、Decoシリーズは専用アプリがあるのでネットワークの設定が簡単です。
本当にアプリの流れに沿って進めていけば設定が完了するので、初心者でも安心して設定することができます。
やはり専用アプリがあるというのはメリットですね。
いまいちだった点の詳細
いまいちだった点はこちらです。
速度が欲しい場合は少し物足りない
Deco X20は両バンド合計で1800Mbps(1201+574Mbps)の速度を提供可能なのですが、オンラインゲームをするなど、実際にもっと速度が欲しい場合は少し物足りません。
そもそも本体にLANポートが2つしか無いので、複数の有線接続想定ではないと予想しますが、デスクトップPCや速度が必要なゲームと接続してガッツリ何かしたい場合は少し物足りないと思います。
その場合はもっと速度の出る、上位機種(Deco X50、Deco X60、Deco X95)にするか、Archer AX80などをお勧めします。
WiFi設定(専用アプリで設定は簡単)
Deco X20の設定は専用アプリ(Decoアプリ)を使うことで簡単に設定できます。
Decoアプリを使いWiFiの設定をすることでネットワークの設定は数分で終わります。
本当に簡単なので詳細は省略しますが、DecoアプリでDecoを探し、そのまま接続することで設定は完了です。
接続が完了したらファームウェアを最新化する
Deco X20の設定が完了したらファームウェアが最新かどうか確認しましょう。
もし、最新でない場合はファームウェアを最新化することをおすすめします。
鉄骨3階建一軒家でDeco X20のWi-Fi速度検証
我が家で実際にDeco X20のWi-Fi速度を測定してみました。
今回、ネットワーク速度を測定した環境はこちらです。
【ロケーション】鉄骨3階建一軒家
【回線速度】MAX1Gbpsのネットワーク回線
【検証のポイント】1階、2階、3階それぞれでMAX近い速度が出るか?(現状は1階に無線ルータを置いてるが、3階だとあまり速度が出ない)
【検証方法】1階と2階にDeco X20を1ユニットずつ置いて、1階、2階、3階それぞれで速度測定する。
1階フロアでの速度測定
まず、1階フロアでの速度はこちらです。
少し速度が遅いなと思いますが、こんなものなのかもしれません。
2階フロアでの速度測定
続いて、2階フロアでの速度はこちらです。
1階での速度と同じような速度なので、これくらいなんでしょうかね。
3階フロアでの速度測定
最後に、3階フロアでの速度はこちらです。
YouTubeを見るくらいなら問題ないですが、少し速度が遅いですね。
やはり2階のDecoユニットから距離が遠いだけに、3階にもDecoユニットが1つ必要な気がします。
Deco X20のWi-Fi速度検証まとめ
Wi-Fi速度の検証結果をまとめます。
フロア | 上り | 下り |
---|---|---|
1階 | 261.43Mbps | 102.04Mbps |
2階 | 200.46Mbps | 104.01Mbps |
3階 | 119.97Mbps | 75.81Mbps |
やはりフロアにDecoユニットが1つあるとそれなりの速度ですが、3階はDecoユニットがないので速度が遅いですね。
そもそもの部屋の広さや、木造か鉄骨か、Decoユニットの置く場所によっても状況が変わりそうですが、これも一つの参考値にはなるかと思います。
TP-Link Deco X20がおすすめな人
TP-Link Deco X20がおすすめな人はこちらです。
- 見える場所に無線ルーターを置いてもいい人
- メカメカしい無線ルーターが嫌な人
- 白家電が好きな人
- インテリアにこだわる人
Decoユニット2つあれば一軒家でも十分使える無線ルーターです。
デザインが良いので、ネットワーク速度にこだわらず、設定も簡単なものが良いという人にオススメです。
TP-Link Deco X20まとめ
それでは今回のTP-Link Deco X20をまとめます。
- WiFi6対応
- 両バンド合計で1800Mbps(1201+574Mbps)の速度
- 接続台数150台
- 全てのDecoと連携可能
- メッシュWiFiとWiFi 6との組み合わせで、広範囲でインターネット接続可能
- 超低遅延
- 複数のDecoユニットを使用しても表示されるSSIDは1つ
- 新しい暗号化規格のWPA3採用
- TP-Link HomeShieldが提供するアンチウイルス・QoS・保護者による制限機能で、よりセキュアに
- 専用アプリで簡単設定
ガッツリゲームができるほどの速度が出るわけではないですが、コスパが良くて十分な無線ルーターでした。
Decoシリーズは、何よりデザインがシンプルなのとDecoユニットの追加が簡単なのが良いですね。