どうも、そろそろWi-Fiルーターのおすすめを書きたい僕(@nantehida03)です。
今回はTP-LinkのWi-Fiルーター:Archer AX73V(規格 4804 + 574Mbps)をレビューしました。
メーカーさんの努力により最新機種がどんどん発売されています。ただ、実際問題何を基準に無線ルーターを選べばいいかわからない人も多いかと思います。
今回はArcher AX73Vの速度検証もしていますが、一つの参考として無線ルーターの選び方(目安)もまとめました。
ミドルハイエンドクラスながら1万2千円台(Amazon)の価格を実現した、高コスパWi-Fi 6ルーター。最新機種だけに長年同じWi-Fiルーターを使っている人は買い替える価値あり。
- AX5400規格(4804+574Mbps) Wi-Fi6対応
- Wi-Fi 6 11AX対応 : 160MHz 5GHz:4804Mbps、2.4GHz:574Mbps
- すっきり省スペース:縦置きと壁掛けに対応
- IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応
- 高速でたくさん繋がる:MU-MIMOとOFDMA技術
- VPNクライアント機能
- OFDMA/MU-MIMO/6ストリーム機能
- 専用アプリでネットワーク接続も簡単
- 80台のデバイスの接続が可能
- 推奨利用環境:戸建て3階建、マンション4LDK
- ハイゲインアンテナとビームフォーミングの合わせ技で広範囲まで届く
- Alexa対応
- メーカー保証3年
- アンテナ内蔵でスッキリデザイン
- 置く場所を選ばない(縦置き、壁掛け可能)
- 4804Mbpsで1.2万円台という高コスパ
- ホワイトカラーが欲しい
TP-Link Archer AX73Vレビュー
それでは、今回のTP-Link Archer AX73Vをレビューしていきます。
自宅の無線ルーターって何を基準に選んで良いか迷いますよね。
そもそも無線ルーター選びに正解はないと思いますが、新しい通信規格や技術に合わせて製品もどんどん新しいものが発売されています。
最近はWi-Fi6対応の無線ルーターが主流かと思いますが、我が家の無線ルーターは数年前の無線ルーターでした。
今回、新しい無線ルーター「AX73V」でネットワーク速度を検証してみるととかなり改善されたので、例えば4年、5年以上前の無線ルーターをまだ使っている人は無線ルーターを交換するとネットワークが改善される可能性が高いです。
スペックを追い求めるとキリがないですが、ミドルレンジの製品でも最新の無線ルーターに交換するだけでネットワーク環境が改善されるので「今使っている無線ルーターがどのくらい前のものか」を一つの目安にして選ぶのも良いかと思います。
Archer AX73Vはミドルハイエンドクラス
Archer AX73Vは、Archer AX80とArcher AX3000の間に位置する仕様で、ミドルハイエンドクラスながら1万2千円台の価格(Amazon)を実現した、高コスパWi-Fi 6ルーターです。
ちなみにこちらが「Archer AX80」です。
ほぼデザイン的には同じですが、Archer AX73Vに比べて「2.5Gbps WAN/LANポートがある」のと「最大100台のデバイスと接続可能」など、Archer AX80の方がスペックは上です。
そしてこちらが「Archer AX3000」です。
Archer AX3000も見た目はほぼ同じですが、最大3.0Gbps(2402Mbps + 574Mbps)と速度が異なります。
Archer AX3000は、1人暮らしやちょっと部屋数が少ない環境におすすめです。
縦おきルーターシリーズのスペック比較
ちなみに、Archer AX80 → Archer AX73V → Archer AX3000のスペックや特徴を比較してみるとこんな感じです。
項目 | Archer AX80 | ★Archer AX73V | Archer AX3000 |
---|---|---|---|
最大接続台数 | 100台 | 80台 | 48台 |
Wi-Fi速度(5GHz) | 4804Mbps | 4804Mbps | 2402Mbps |
Wi-Fi速度(2.4GHz) | 1148Mbps | 574Mbps | 574Mbps |
160MHz | ◯ | ◯ | ◯ |
無線機能 | ビームフォーミング、 スマートコネクト、 OFDMA、 MU-MIMO | ビームフォーミング、 スマートコネクト、 OFDMA、 MU-MIMO | ビームフォーミング、 スマートコネクト、 OFDMA、 MU-MIMO |
メッシュ | One-Mesh | One-Mesh Easy-Mesh | One-Mesh Easy-Mesh |
有線ポート | 2.5Gbps WAN/LANポート:1 1Gbps WAN/LANポート:1 1Gbps LANポート:4 | 1Gbps WAN/LANポート:1 1Gbps LANポート:4 | 1Gbps WAN/LANポート:1 1Gbps LANポート:4 |
IPv6 IPoE | ◯ | ◯ | ◯ |
USBポート | USB3.0ポート1 | – | – |
セキュリティ | HomeShield | HomeShield | HomeShield |
デザインはほぼ同じですが、スペックや速度が異なります。
使用場所の広さや目的に応じて選ぶ必要がありますが、1人暮らし用途だとArcher AX3000、一軒家だとArcher AX73V +USBで簡易NAS利用もしくは2.5Gbps契約ならArcher AX80といったイメージでしょうか。
TP-Link Archer AX73Vのスペック
TP-Link Archer AX73Vの特徴(スペック)はこちらです。
- AX5400規格(4804+574Mbps) Wi-Fi6対応
- Wi-Fi 6 11AX対応 : 160MHz 5GHz:4804Mbps、2.4GHz:574Mbps
- すっきり省スペース:縦置きと壁掛けに対応
- IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応
- 高速でたくさん繋がる:MU-MIMOとOFDMA技術
- VPNクライアント機能
- OFDMA/MU-MIMO/6ストリーム機能
- 専用アプリでネットワーク接続も簡単
- 80台のデバイスの接続が可能
- 推奨利用環境:戸建て3階建、マンション4LDK
- ハイゲインアンテナとビームフォーミングの合わせ技で広範囲まで届く
- Alexa対応
- メーカー保証3年
これだけのスペックですが、Amazonでは1.2万円台で購入できます。
無線ルーターを毎年買い替える人は少ないと思いますが、1万2千円台(Amazon)でこのスペックなら必要十分ですね。
後述してますが、我が家でのネットワーク速度も十分改善されたので最近発売された無線ルーターに買い替えるだけでパフォーマンスが向上する可能性高いです。
付属品、同梱物
TP-Link Archer AX73Vの付属品はこちらです。
- Archer AX73V本体
- 壁掛け、縦おきスタンド
- 電源ケーブル
- LANケーブル
- 取扱説明書
LANケーブルが1本付属しているので届いてすぐに使えます。
最近はLANケーブルも格安で手に入りますが、商品に付属しているのはありがたいですね。
外観、サイズ
外観
「TP-Link Archer AX73V」の外観はこちらです。
- 電源ランプ
- 2.4GHz Wi-Fiランプ
- 5GHz Wi-Fiランプ
- インターネットランプ
- LANランプ
- FWランプ
- WPSランプ
特に特殊なスイッチがあるわけではなく、いわゆる一般的な無線ルーターです。
ただ、特徴として「アンテナが内蔵されている」ので全体的にスッキリデザインとなっています。
マンションや一軒家などで問題なくWi-Fiが使えたら良いという人にもちょうどいいグレードかと思います。
背面のポート
背面はこんな感じです。
- ギガビットLANポート×4
- ギガビットWANポート×1
- Wi-Fiボタン
- リセットボタン
- 電源ポート
- 電源ボタン
背面のLANポートは全部で4つ、WANポートが1つあります。そして、全て1Gbpsポートです。
サイズ感
サイズ感はこちらです。
500mlのペットボトルと大体同じ高さなので全然大きくありません。
縦置きできるのでテレビ横においても省スペースで設置できます。
狭い日本の住居にマッチしたサイズ感です。
TP-Link Archer AX73Vの良かった点、いまいちだった点
TP-Link Archer AX73Vの良かった点、いまいちだった点はこちらです。
よかった点 | いまいちだった点 |
---|---|
アンテナ内蔵でスッキリデザイン 置く場所を選ばない(縦置き、壁掛け可能) 4804Mbpsで1.2万円台という高コスパ | ホワイトカラーが欲しい |
今回のArcher AX73Vは、Archer AX80とArcher AX3000の間に位置する仕様で、ミドルハイエンドクラスながら1万2千円台の価格を実現した、高コスパWi-Fi 6ルーターです。
Archer AX3000、Archer AX80、Archer AX73Vとほぼ同じようなデザインではありますが、スペックは十分だと思うので必要な広さに合わせてお選びください。
ちなみに、今回のArcher AX73Vは「戸建て3階建、マンション4LDK」までの広さが推奨利用環境となっております。
良かった点の詳細
良かった点の詳細はこちらです。
アンテナ内蔵でスッキリデザイン
Archer AX73Vはアンテナ内蔵でスッキリデザインです。
例えば、Archer AX73(写真左)と比較してみるとこんな感じです。
Archer AX73(写真左)はアンテナが6本もあり、メカメカしい見た目が印象的です。
アンテナがあると、縦置き、横置きするのにもアンテナの角度を調整する必要がありますが、Archer AX73Vのようにアンテナ内蔵だと縦置き、横置きする際もスッキリ置けます。
メーカーさんの努力の賜物ですが、数年経てば製品はどんどん進化していくのですね。
置く場所を選ばない(縦置き、壁掛け可能)
前述してますが、縦置き、横置きを選びません。
日本の住宅って狭い部屋が多いですが、そういった狭いスペースにも置けるように省スペースで設置できる設計になっています。
4804Mbpsで1.2万円台という高コスパ
4804Mbpsの速度が出るWi-Fiルーターが1.2万円台(Amazon)で購入できますからね。
このコスパには驚きます。
このコスパだと買い替えも比較的しやすいかと思うので、もし、古い無線ルーターをずっと使い続けている場合は、我が家同様に最新機種に買い替えることをオススメします。
いまいちだった点の詳細
いまいちだった点はこちらです。
ホワイトカラーが欲しい
スペックも価格も満足しているのですが、最近白モノ家電が好きなので、できれば無線ルーターもホワイカラーがあれば最高でした。
Nintendo Switchもホワイトカラーが発売されてますし、お掃除ロボットもホワイトカラーが多いですし、どうせなら無線ルーターも白に統一したいですよね。
実際問題、RE900XDがホワイトカラーなので、ホワイトカラーが欲しい場合はRE900XDを購入したら良いって話なのですが、カラー選択できるかできないかは大きな違いかと思います。
ただ、TP-Linkの場合は多品種展開なので、一つの機種でカラー選択させるというよりかはカラー選択含めて機種を選択させる思想なのかもしれませんね。
TP-Link Archer AX73VのWiFi設定(専用アプリで設定は簡単)
TP-Link Archer AX73V設定は専用アプリを使うことで簡単に設定できます。
詳細はこちらのTetherアプリを利用してWi-Fi初期設定をご確認ください。
もし、今後機種を変えた場合も専用アプリの対応機種であれば、下記のように機種を選択して設定するだけで基本的に使えるようになります。
このあたりの使い勝手の良さは、専用アプリがあるおかげですね。
鉄骨3階建一軒家でArcher AX73Vの速度検証
我が家で実際にArcher AX73Vのネットワーク速度を測定してみました。
今回、ネットワーク速度を測定した環境はこちらです。
【ロケーション】鉄骨3階建一軒家
【回線速度】MAX1Gbpsのネットワーク回線
【検証のポイント】1階、2階、3階それぞれでMAX近い速度が出るか?(現状は1階に無線ルータを置いてるが、3階だとあまり速度が出ない)
【検証方法】1階にArcher AX73Vを置いて、1階、2階、3階それぞれで速度測定する。
まず、そもそもですが、現状のネットワーク速度はこんな感じです。
MAX1Gbpsの回線契約なのにこの遅さですよ。これはビビります。
1階フロアでの速度測定
まず、1階フロアでの速度はこちらです。
いきなり、桁が違うネットワーク速度となりました。
最新の無線ルーターに変えるとここまで速度が違うのですね。ただただびっくり。
2階フロアでの速度測定
続いて、2階フロアでの速度はこちらです。
2階での速度ですが、速いですね。
1階に近いとはいえ、これでも2階での測定です。ここまで速度をキープできるとは驚きです。
3階フロアでの速度測定
最後に、3階フロアでの速度はこちらです。
3階での速度は2階での速度とあまり変わりません。
こう考えると、3階建の3階部分でも十分WiFiが使えるということがわかりました。
さすが最新機種というべきか、この価格帯の無線ルーターでも十分すぎるパフォーマンスでした。
TP-Link Archer AX73Vがおすすめな人
TP-Link Archer AX73Vがおすすめな人はこちらです。
- 数年同じ無線ルーターを使っている人
- 戸建て3階建、マンション4LDKにお住まいの方
- 無線ルーター選びに迷っている人
今回のネットワーク速度検証結果を踏まえると、戸建てやマンションにお住まいの場合はArcher AX73Vのスペックがあれば十分だと言えますね。
TP-Link Archer AX73Vまとめ
それでは今回のTP-Link Archer AX73Vをまとめます。
- AX5400規格(4804+574Mbps) Wi-Fi6対応
- Wi-Fi 6 11AX対応 : 160MHz 5GHz:4804Mbps、2.4GHz:574Mbps
- すっきり省スペース:縦置きと壁掛けに対応
- IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応
- 高速でたくさん繋がる:MU-MIMOとOFDMA技術
- VPNクライアント機能
- OFDMA/MU-MIMO/6ストリーム機能
- 専用アプリでネットワーク接続も簡単
- 80台のデバイスの接続が可能
- 推奨利用環境:戸建て3階建、マンション4LDK
- ハイゲインアンテナとビームフォーミングの合わせ技で広範囲まで届く
- Alexa対応
- メーカー保証3年
- アンテナ内蔵でスッキリデザイン
- 置く場所を選ばない(縦置き、壁掛け可能)
- 4804Mbpsで1.2万円台という高コスパ
- ホワイトカラーが欲しい
どんどん新しい無線ルーターが発売されていますが、最新機種に変えるだけでこれほどパフォーマンスが上がるとは思っていませんでした。
ネットがどこでも繋がることの快適さのためにも「壊れてないけど買い替える」といった選択肢もありなのではと思います。