どうも、ARグラスをかけると移動中の作業も快適に感じるナンダ(@nantehida03)です。
今回は話題のARグラス「XREAL One」を先行レビューしました。このXREAL Oneの機能はやばいですよ。
ということで、詳細は製品別のスペックを比較してるのでそちらで。
XREAL One単独で3Dof機能が使えるので、レンズに映る映像の固定やサイズ調整、画面の追尾機能などがARグラス単独で使える(画面酔いする人にも超朗報)。今まではBeamやBeam Proが必要だった機能がARグラス単独で使えるとか本当に凄いです。
- X1、自社開発の空間コンピューティングチップ(ARのために作られたチップで超低遅延)
- 0.68インチSONY製Micro-OLEDディスプレイ
- 32:9ウルトラワイド(マジで広い画面)
- ARグラス単独で3Dof機能が使える(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)
- レンズの明るさ600ニト
- 50℃の視野角(画面サイズ調整可、最大367インチ)
- 3段階の調整可能な調光機能(クリア、シェード、シアター)
- 120Hzの高いリフレッシュレート
- Boseのエンジニアによる調整されたスピーカー(ARグラス専用に設計された音響コンポーネント)
- ノイズキャンセリング機能
- 処方レンズサービスの提供あり
- ARグラス単独で3Dof機能が使える
- 有線接続での32:9ウルトラワイドが快適
- Boseのエンジニアによる調整されたスピーカーの音と良い
- 50℃の視野角(画面サイズ調整可、最大367インチ)で迫力ある映像が楽しめる
- 電子調光機能により明るい場所でも視聴しやすい
- iOSでも32:9ウルトラワイドで作業したい
- ノーズパッド(サイズ)がもう少し欲しい(日本人向けのサイズが欲しい?)
話題のARグラス「XREAL One」レビュー
それでは、XREAL Oneをレビューしていきます。
メーカーから商品提供頂きましたが、内容は自由に書いております。
相変わらずXREALの技術進化スピードが凄いですが今回のXREAL Oneの進化も凄いです。
中でも個人的には「ARグラス単独で3Dof機能が使える(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)」と「32:9ウルトラワイド(マジで広い画面)」が神機能ですね。
ARグラス単独で3Dof機能が使える
今までのXREALのARグラスって「Beam Pro」だったり「Beam」がないと3Dof機能が使えませんでした。
なので、ARグラス内のモニターを固定したい人や画面酔いする人などは別途BeamやBeam Proが必要だったわけです。
ですが、今回の「XREAL One」であればARグラス単独で3Dof機能(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)」が使えます。
iPhone15以降のiPhoneやType-Cケーブルを直接繋げるAndroid端末であれば直接ケーブルを繋ぐだけで使えますし、他にもiPadとXREAL Oneを接続してマウスも接続することでブログ作業も楽勝です。
ARグラス内で操作が完結するので操作性が快適だし使い勝手も良い(画面酔いする人や作業時に使うときにも便利)
32:9ウルトラワイド(マジで広い画面)
これは「XREAL One」と「パソコン(僕が確認したのはMac OS)」との有線接続限定にはなりますが、32:9ウルトラワイドで作業できます。
これだけでウルトラワイドで表示しながら作業できるとかやばすぎる。
3画面くらい表示できるのでYouTube、X、サイトなどを開きながら作業することができるし、動画編集するときに複数画面を立ち上げて作業することもできます。
この環境に慣れたら仮想のウルトラワイド状態で電車や新幹線で移動しながら作業できますよ。凄すぎでしょ、これ。
ちなみに、Macの画面表示だとこんな感じの画面となります。(この画面がそのままARグラスに表示されてる)
iPad(第10世代)で32:9ウルトラワイドは使えるのか?
ちなみに、iPad(第10世代)でウルトラワイドが使えるか検証してみましたがウルトラワイドにはなりませんでした。
今後、iPadやiPad miniでもウルトラワイドに対応したらもっと使い勝手は広がるんでしょうけどね。
例えば、新幹線や飛行機の中でもiPad、iPad miniを使ってウルトラワイドで作業できるようになったら最高です。
このあたりは今後に期待。
Split Viewはそのまま使える
iPadでウルトラワイドが使えないと言いながらも「Split View」はそのまま使えます。
なので、通常の2画面での作業でいいならそのままマルチ画面として作業することができますよ。
ただ、iPadを使った長時間の作業になるとバッテリーの消費があるのでこういったものがあるとバッテリーを気にしなくて良いので便利です。
(補足)MacBookのクラムシェルモードの設定変更
僕はMacBook Air M1をメインPCとしており、そのM1にXREAL Oneを接続しています。
iPhone15同様にType-Cケーブルを接続するだけで使えるのですがクラムシェルモードは注意が必要です。
というのも、デフォルトだとXREAL Oneのみを接続してもクラムシェルモードがスリープモードになってしまうため、下記のバッテリー設定を「電源アダプタ使用時の自動スリープを”させない”」に変更する必要があります。
こうすることで、電源は必須ですがXREAL Oneを接続した状態でMacBookを閉じてもクラムシェルモードとして使うことができます。
カフェなどで使う場合はモバイルバッテリーを併用することで、クラムシェルモードでXREAL Oneを使うこともできます(見た目を気にするかどうかはありますが)
XREAL OneでNintendo Switchを遊びたい場合
XREAL OneとスマホやPCを接続してコンテンツを楽しむ以外にゲームを大画面で楽しむことができます。
ただ、XREAL Oneだからといってゲームデバイス(例えばNintendo Switch)との接続方法が変わることはなく、基本的にはXRERAL Air2Proなどと同じ接続方法です。
HDMI経由で接続する場合(スイッチのドックを利用する方法)
1つ目の接続方法はNintendo Switchのドックを使ってHDMI経由で接続する方法です。多少荷物はかさばりますがHDMI経由での接続の場合はこういった方法となります。
XREAL Hubを使って接続する場合(スイッチのドックを利用しない方法)
もう一つの方法はXREAL Hubを使って接続する方法で、この方法であればスイッチのドックは不要です。
XREAL Air 2 Proは対応しているので、今後どこかのタイミングではXREAL Oneも対応してくれるのではと期待しています。
参考までに、どういった接続方法になるかは下記でまとめてます。
(参考)Beam Proがあれば3D空間で思い出を残せる
お気に入りの思い出を3Dで残しておきたい人などはBeam Proも使えます。
今時はスマホを持っているかと思うのでお使いのスマホに接続してコンテンツを楽しむのも十分ですが、Beam Proがあると3Dでの映像を残すことができます。
子供の成長記録や結婚式の映像、旅行の思い出などを3D空間で残しておくのも素敵ですよ。
XREAL Oneのスペック
XREAL Oneの特徴(スペック)はこちらです。
- X1、自社開発の空間コンピューティングチップ(ARのために作られたチップで超低遅延)
- 0.68インチSONY製Micro-OLEDディスプレイ
- 32:9ウルトラワイド(マジで広い画面)
- ARグラス単独で3Dof機能が使える(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)
- レンズの明るさ600ニト
- 50℃の視野角(画面サイズ調整可、最大367インチ)
- 3段階の調整可能な調光機能(クリア、シェード、シアター)
- 120Hzの高いリフレッシュレート
- Boseのエンジニアによる調整されたスピーカー(ARグラス専用に設計された音響コンポーネント)
- ノイズキャンセリング機能
- 処方レンズサービスの提供あり
前述してますがARグラス単独で3Dof機能が使える(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)のは便利なので、今までARグラスを様子見してた人ももう購入しても良いレベルに到達した気がしますね。
旅行や出張などどこかに移動しながらの作業にしても、アニメやドラマのコンテンツを楽しむ人もゲームを大画面で楽しみたい人も満足する人は多いと思います。
XRERAL製品別の機能比較
ARグラスが気になるけどいろんなものがあってどれが良いのかわからない人も多いと思うので製品別にスペックをまとめました。
機能 | XRERAL One | XRERAL Air2Pro | XRERAL Air |
---|---|---|---|
値段 | 69,980円 | 59,980円 | 40,980円 |
3Dof | 3Dof対応グラス | 3Dof対応グラス、 追加デバイスが必要 | 3Dof対応グラス、 追加デバイスが必要 |
チップ | XREAL X1 チップ | ー | ー |
光学設計 | 光学エンジン 3.0 | 光学エンジン 2.0 | 光学エンジン |
FOV | 50° | 46 ° | 46 ° |
調光機能レンズ | 3モード の調光システム | 3段階、 電気調光モード | ー |
最高輝度 | 600 ニット | 500 ニット 最大輝度 | 400 ニット、 最大輝度 |
音質 | Boseによる チューニング | 第2世代 サウンドシステム | 第1世代 サウンドシステム |
UV保護: | 100% UV保護 | 100% UV保護 | 100% UV保護 |
重量 | 82 g | 75 g | 79 g |
個人的には「3Dof機能」を考えるとXRERAL One一択ですね。画面固定やウルトラワイドを使った作業やアニメ、ドラマを楽しむのであればARグラス単独で機能が使えるのはメリット大きいです。
ちなみにXRERAL Air2Proはこちら。
XRERAL Air2Proで「3Dof機能」を使いたい場合はBem Proのようなデバイスが必要となります。
付属品、同梱物
XREAL Oneの付属品はこちらです。
- XREAL One本体
- Type-Cケーブル
- ノーズパッド(S/M/L)
- クリーニングクロス
- 保護ケース
- 取扱説明書
付属品はいつものセットですね。鼻のパッドがサイズ別にあるのでご自分のつけやすいサイズに合わせて変更できます。
外観
外観
「XREAL One」の外観はこちらですが、正面からのパッと見た感じはそこまで大きな変化はありません。
正面の変化というよりは、ARレンズの右側の上部に1つ、下部に2つボタンがあり、その各ボタンでショートカット割当てや決定などの操作ができるようになってます。
もちろんモニターの明るさ調整などもできます。
Beamなどの他のデバイスを使わなくてもある程度の機能がARグラス側に集約されたのでボタン操作(例えば2回押しや長押しなど)を使い分けることで操作できます。
ちなみに、「XREAL Air 2 Pro」と並べてみるとこんな感じです。
細かい機能の比較は前述のとおりです。
XREAL Oneの良かった点、いまいちだった点
XREAL Oneの良かった点、いまいちだった点はこちらです。
よかった点 | いまいちだった点 |
---|---|
ARグラス単独で3Dof機能が使える 有線接続での32:9ウルトラワイドが快適 Boseのエンジニアによる調整されたスピーカーの音と良い 50℃の視野角(画面サイズ調整可、最大367インチ)で迫力ある映像が楽しめる 電子調光機能により明るい場所でも視聴しやすい | iOSでも32:9ウルトラワイドで作業したい ノーズパッド(サイズ)がもう少し欲しい(日本人向けのサイズが欲しい?) |
良かった点のまとめ
XREAL Oneはいろんな機能があってよかった点が多いですが、特には前述している通り「ARグラス単独で3Dof機能が使える(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)」と「32:9ウルトラワイド(マジで広い画面)」が神機能ですね。
今までARレンズに映っている映像を固定する(3Dof機能を使う)ためにはBeamやBeam Proが必要でしたが、その機能がARグラス単独で可能になりましたからね。
この進化は本当に驚きでただコンテンツを楽しむだけでなく、手軽に仮想マルチモニターとしての利用もできるので使い勝手の幅が広がりました。
いまいちだった点のまとめ
いまいちというより今後の改善に期待したい部分なのですが「iOSでも32:9ウルトラワイドで作業したい」のと「ノーズパッド(サイズ)がもう少し欲しい(日本人向けのサイズが欲しい?)」ですね。
iOSでも32:9ウルトラワイドで作業したい
出張や旅行などの移動中も作業をしたいと考えた場合に「iPad miniで32:9ウルトラワイドで作業できる」とめちゃくちゃ快適になるなと思います。
iPad miniくらいの重さであれば出張や移動も気軽に持ち運べるので、そこにマウスやキーボードとXREAL Oneが接続できて32:9ウルトラワイドで作業できたら最強でしょ。
これは本気で期待しています。
ノーズパッド(他のサイズ)がもう少し欲しい(日本人向けのサイズが欲しい?)
これは個人的な問題なのかもしれませんがノーズパッドの3種類(S、M、L)が全体的に少し大きく感じます。
大きくというより日本人の鼻って細めな気がするのですが、そのサイズ感に微妙にフィットしないんですよね。
鼻の高さはOKなのですが鼻の細さを補うサイズがあったらメガネが落ちなくて済むのになと思います。
今後、歩いたりしながらARグラスを使うシチュエーションが出てるかと思うので、ノーズパッドのバリエーションはもう少し欲しいなと感じました。
XREALのARグラスとセットでオススメなアクセサリー
ちなみに、XRERALのARグラスにオススメなアクセサリーはこちらでまとめました。
現在、ARグラスの購入を検討している方はどうぞ。
XREAL Oneがおすすめな人
XREAL Oneがおすすめな人はこちらです。
- ARグラスの酔いが気になっている人
- アニメやドラマ好きな人
- 移動や出張が多い人
- 作業中の画面を近くの人に見られたくない人
今回のXREAL Oneは作業する人はもちろんですがアニメやドラマを気軽に楽しみたい人にもおすすめです。
XREAL Oneレビューまとめ
それでは今回のXREAL Oneをまとめます。
- X1、自社開発の空間コンピューティングチップ(ARのために作られたチップで超低遅延)
- 0.68インチSONY製Micro-OLEDディスプレイ
- 32:9ウルトラワイド(マジで広い画面)
- ARグラス単独で3Dof機能が使える(画面固定、ウルトラワイド、追従、サイドビュー)
- レンズの明るさ600ニト
- 50℃の視野角(画面サイズ調整可、最大367インチ)
- 3段階の調整可能な調光機能(クリア、シェード、シアター)
- 120Hzの高いリフレッシュレート
- Boseのエンジニアによる調整されたスピーカー(ARグラス専用に設計された音響コンポーネント)
- ノイズキャンセリング機能
- 処方レンズサービスの提供あり